木造3階建・都市型住宅の新しいスタンダード/モクサン「S」
2006年 09月 08日
しかし残念ながらこのタイプの住宅は都市の景観の悪化に
更に拍車をかけてしまっているように思われます。
その理由の一つとして木造3階建てのようなタテ型住宅とはどうあるべきか、
作り手側がこれまであまり真剣に議論してこなかったからではないでしょうか。
これは設計に携わる者としては反省しなければならないと思っています。
その存在の是非を越え、今や木造3階建住宅は都市型住宅のスタンダードなのですから。
葛飾の家は狭小敷地に建つ木造三階建て住宅。
タテ型住宅に真正面から取り組んだ住宅です。
奇をてらわず、シンプルでオーソドックス、
どこにでもあるような、しかし恐らくどこにもない
木造三階建て住宅になったのではないかと思います。
正直なところ、最初はどうなるかとか思っていたのですが、
よくぞここまで!(笑)と感慨もひとしおです。
この家の見学会を開催します。
●「東京町家」葛飾 細田の家 完成見学会のお知らせ
( ※予約制です。お問い合わせは株式会社田中工務店 まで。)
日時:9月23日(祝)、24日(日) 10:00~16:00
場所:葛飾区細田 JR小岩駅北口より徒歩15分
設計施工 株式会社田中工務店
設計協力 K+Yアトリエ
敷地面積 57.25㎡(17.3坪)
建築面積 28.35㎡( 8.5坪)
延べ床面積 85.05㎡(25.5坪)
建蔽率 50%
容積率 150%
高度地区 5m+1:1.25
狭小変形敷地で法規的にも厳しい条件にある準耐火構造の木造3階の住宅です。
斜線規制が厳しく、高さを確保する為に天空率を利用しています。
狭小地で家作りをご検討の方は是非ご覧ください。
・準耐火構造での大梁あらわし(燃え代設計)
・さわら無垢板貼りのハーフユニットバス浴室
・太陽電池を使った自立型OMソーラー
・1枚板で仕切った広い階段室
・準防火地域に対応した不燃木材を外部に使用
・高断熱、防音、吸放湿、火事にも強い、セルロースファイバー断熱材
天空率…上空占有率的な要素を特殊計算をする事で
道路斜線など法令上の高さを緩和できる法律。
(「の」作)
田中工務店の家が進化していきますね。
ちなみにこのパースは田中工務店の新人、野島氏作です。
設計担当だんな様と奥様はいらっしゃるのでしょうか?
まあ、色々お話したいことあるので、時間のある時、奥様からpinkcloud375@nifty.com宛にメール頂けないでしょうか?(奥様のメール無くしてしまって^^;)
12~13日と京都行って来ます。俵屋旅館にはとまれないので、ギャラリーの方だけ行ってきます。長文失礼します。
基本的には予約制なので、K+yまでご予定の日時をお知らせ下さい。
行けそうにないなぁ~