空間の要:特殊解と一般解/町工場再生「M」
2006年 03月 07日
町工場だったスペースを住宅として再生させるプロジェクト進行中。
江戸川区田中工務店さんとのコラボ、
だいぶ骨格が出来上がってきました。なかなか良い感じです。
どんな姿に生まれ変わるのか今から楽しみです。
先日、建て主も含め現場にて打ち合わせを行いました。
その日は空間の要となる部分の最終決定を行う日。
それを採用するかしないかで空間の質を大きく左右してしまう部分です。
しかし使い勝手の点では特別意味も無いので、提案が取りやめの可能性もあり。
つまりこの部分は空間のイナバウアーなのです。
(この表現どうしても一度使ってみたかったので・・・。笑)
さて、ここは踏ん張らなければ。
と、少々意気込んで現場に5分遅れで乗り込んだところ、
すでに現場監督のiさんと建て主の間であっさり(?)採用決定。
肩の力がへナッと抜ける。
リフォーム、リノベーションの場合、新築よりも何かと制約条件が厳しいので、
その解決方法は一般解より特殊解に頼らざる得ない場合が多くなります。
もちろんその場合でも、できるだけオーソドックスに解決しようと努めますが。
そのぎりぎりのこだわりが受け入れられたときは本当に嬉しいものですね。
ひとまず一件落着。でもまだ工事は続きます。