「HURRY GO ROUND」
2005年 10月 13日
止めどなくあふれる
また いつかと同じ
繰り返す戯れ
蔦の葉密やかに
根を広げた頃に
目に映る景色は
音もなく過ぎ去る
どこか 彼方を目指し
過ぎた記憶 足蹴に
悲しい訳じゃなく
でも うれしくもない
束の間に意味など
知り得る術もなく
ただ 鮮やかさだけ
昨日に駆け抜けた
まるで回るMerry-go-round
痛み忘れ巡り行く
まだ たどり着く場所
見あたらず進む
ただ 例えれば
実る果実の 芳しく眩い香りも
ひとつ 季節彩り
そっと 枯れ落ちたとて
蔦は絡まり 身は朽ち果てて
思い出の欠片 土に帰り
また 花となるでしょう
Like a Merry-go-round & round
また 春に会いましょう
あの日見えなかった 愛でるべき花たち
今 日だまりの中 首かしげ
それでもやさしく ほほえんでいる
まわる まわる
こまぎれの記憶の奥で瞬く
涙も雨も 砂に呑み込まれて
急ぎ 廻れ 砕けても
果敢無く(はかなく)散るが故にも
今を待たずに
まわれHurry merry-go-round
生き溺れても
また 春に会いましょう
春に会いましょう
春に会いましょう
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