悪徳リフォームのこと
2005年 06月 30日
→リフォーム詐欺事件
この業者のみで被害者は数千人、百億円以上の被害額というから呆れる。
同じ業界にいる人間として恥ずかしいし、
被害を受けた方々の事を思うと本当に許せない。
少なくとも私の廻りにいる業者の方々にこんな人間は居ないし、
多くの方々は誠実に仕事をされている。
しかしこれだけの被害者が存在するとなれば、
悪質な業者はほんの一部の人間だけと断言できないのが残念であり悲しい。
また、悪徳リフォームは許せないが、その一方で改修が必要でありながら、
認知症等で契約内容を判断をすることが困難な方が一人暮ししている、
というケースが実際には有るわけで、その場合は一体どうすればよいのだろうか。
この事件の背景には、二つの大きな問題が絡み合っていると思う。
ひとつは、やはり改修が必要な建物が多く存在するということ。
そしてもうひとつは少子化、高齢化社会の問題。
人ごとではなく、同じ業界の人間として自分の問題として
考えていかなければならないが、なかなか根が深い難しい問題だと思う。
私の母親もそうですが、一人暮らしをさせなければならない事情の方が難しいですね。