春の一冊その2 クラウドコレクター
2005年 04月 08日

クラフト・エヴィング商會 / 筑摩書房
以前、とてもお世話になっている方からプレゼントして頂いた本。
最近ようやく読む暇が出来たので手に取ってみた。
そして一気に読み終えた。これは面白い。
亡き祖父が残した不思議な物達、旅日記を、主人公が辿っていく。
ファンタジーのようでもあり、ドキュメントのようでもあり、
百科事典のようでもあり、哲学書のようでもあり。
幾重にも張り巡らされた伏線、そして雲をつかむような話。
挿絵や写真もかなり凝っていて、楽に読める。
絵本と同じように、本全体で楽しめる、といった感じ。
ちなみにシリーズモノなので、全て読破しようと思っています。
特別、春を扱った内容ではないですが、
春の心地よい陽気になんだかぴったりな作品です。
21の物語に合わせて、21の酒も出てきます。
酒好きにもおすすめな、春の一冊。