街の文化祭/アートライン柏
2009年 11月 24日

かつて映画館だったスペースの窓に何か描いている作家さんを発見。
この絵がちょっと面白い。
作家は画家絵描堂.海野さん。
そこから見える街の風景をなぞって描いているのだそうです。
ぱっとみると、絵と風景はズレていますが、ある一点のみ、
作家が描いた視線の位置にだけ絵と風景がぴたっと収まります。
けれどその視点は微妙に動きゆらぎます。それを追って絵を眺めていくと、
ただ絵を鑑賞するだけでなく、作家の追体験をしているような不思議な感覚になります。
アイデアは至ってシンプルですが、その「場」でしか成立しない、その「場」ならではの作品。
今回お気に入りの作品でした。
こういったアート体験は美術館ではなかなか味わえません。
先日アートを辿って家族で柏の中心街を散策。
11月中、アートライン柏というイベントが開催されています。
期間中、町の様々な場所でパフォーマンスや、作品、アート空間が出現。
町歩きも楽しめるのでこういうのは好きです。
町を探検しているような感覚を味わえるので息子にも美術館より受けが良いです。
おまけに買い物、休憩も気楽にできるし。
まあできれば見るだけでなく参加したいところですね。
