空中戦の攻防
2007年 06月 29日
三階建ての場合、二階建て以上に法的な高さ制限のかかり具合が厳しく、
それはプランにも大きく影響を与えるので、
屋根をどう掛けるかの検討、調整にはかなり時間を割く事になります。
この模型、すでに三代目さんのブログで見かけた方もいると思いますが、
この屋根形状は、
複雑に掛かってくる高さ制限、
ほぼ三世帯という大きなボリュームの確保、
意匠的な読み、
そこから必然的に導きだされた屋根形状なのです。
これまでの木造三階建ての住宅は一体型の屋根を採用していましたが、
実はそれらの仕事の過程で、いずれ多層型の屋根でないと解決出来ないケースが
あるだろうな、という予測は立てていました。
今回はまさにそのパターン。
そのおかげで原型は割と早い段階で決まりました。
とはいえ、激しい空中戦の攻防はまだまだ続きます。
企画・施工:田中工務店
そんなかんじ。
これも天空率を使っていますか?
>必然的に導きだされた屋根形状・・・大変な世の中になったモンですね。(笑)